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地域ニュース

泉州にも甚大な被害 台風21号 <コラム2018/09/22>

 さきの台風21号は、自然災害が少ないと言われてきた泉州地域にも甚大な被害をもたらせた。屋根などが吹き飛ばされ、電柱が倒壊するなどの被害があったほか、広範な地域が停電、断水に見舞われた。関西国際空港でも滑走路が冠水するなどの被害があり、一時機能停止に追い込まれた。

 今回の台風で特筆すべきは、強風の恐ろしさをまざまざと見せつけたこと。最大瞬間風速が観測史上最大の58・1㍍を記録した関空では、強風に流されたタンカーが空港連絡橋に衝突。また、地面の上にあるべきものが、宙を舞うという目を疑うような光景もあった。

 この原稿を書いている時点においては、電気、水道も復旧し、ほとんどの家庭が普段の日常生活を取り戻しつつある。この間、行政、民間などによる復旧対策が進み、ボランティアによる活動も広がった。

 停電により風呂に入れない人々のために、公共浴場などが無料開放。さらに、各市町の社会福祉協議会では「災害ボランティアセンター」を開設。ボランティアが落ちた瓦やガレキなどの片づけや運搬を手伝った。

 ただ、屋根瓦が飛ばされるなどの被害を受けた家では、被害件数の多さに修理業者の手が回らないことから、至る所に被害の痕跡が残っている。また、台風の影響によって小紙に掲載した記事やイベント案内を含め、中止となった催し、行事も多い。

 泉佐野市内にある小紙の事務所も数日間にわたり停電した。パソコンなどが使えないため新聞制作が困難な状況になったが、幸い知り合いの厚意により事務所を借りられ、予定通りに新聞を発行することが出来た。

 泉州地域に住む人々には、「台風が来ても、今まで大きな被害はないから心配ない」という漠然とした安心感がこれまであった。が、今回の台風21号は、その意識を大きく変えるとともに、地域の住民が協力し、助け合う大切さを改めて教えてくれた思いだ。

  2018/09/22   Web担当
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